売り込み先会社の選定と売り込みの手紙
売り込み先の会社をどのように見つけるのか。それにはいろいろな方法がある。たとえば、「電話帳の中から自分の発明に係わる分野の会社をピックアップする」「百貨店を歩きながら、発明と同じ分野のメ-カ-を見つけ、連絡先を調べる」「地元の商工会議所などを利用する」など。
また、書店の実用書コーナーなどに行くと、「アイデアを買う2000社」(実業之日本社)という本を見つけることもある。この本は、アイデアを求めている各分野の会社の住所などが掲載されており、個人発明家にとっては重宝する。再版される都度に、会社数も増えており、最近は2000社どころか、1万社近くにもなっているようだ。
公募情報を扱っている雑誌などにも、アイデアを求めている会社のページがあったりするので、売り込み先の選定には、さほど困らないだろう。自分で最初から、売り込み先会社を見つけるときは、中小企業を中心にするとよい。自社製品の開発のために、なにか斬新なアイデアを欲しがっていることがあるからだ。
こうして、20~50社ほどの売り込み先会社が決まったら、「発明アイデアの企画・提案書」を送付するための「売り込み会社の発送リスト」を作っておく。「会社名」「住所・電話(FAX)」「担当者名(分かったら)」「発送月日」「返信日」「売り込みの反応」「その他」などの項目を作って、表にしておくと、今後の売り込みの際に貴重なデータとなる。このように、自分でデータを作っていくことが大事。
最初から電話で、売り込みをする人もいるが、まずは「採用お願いの手紙」と共に「企画書」を送付したほうがよいだろう。手紙の冒頭挨拶は、「拝啓、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。」のような、普通によく使われる文章で十分。あまり凝った文章を作ることはない。
たとえば、以下のようなフォームが一般的と思われる。
拝啓、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。さて、突然のお手紙、誠に御無礼を致しますが、私は日夜さまざまな日常品の改良発明を試みている者です。この度、○○○○に関する改良品を考案しました。つきましては、貴社の新製品(アイデア品)としてご採用頂けないかとご相談申し上げる次第です。・・・
貴社ますますご隆盛お慶び申し上げます。突然お手紙を差し上げる失礼をお許し下さい。私は発明を趣味とする者ですが、この度、日常品の○○○をより使いやすくする発明(考案)をいたしましたので、お手紙で紹介させて戴きたいと存じます。・・・
などのスタイルで、あとは発明の概要について簡単に書いていく。ところで、手紙は、手書きがよいか、パソコンがよいか、ということだが、これはいまの時代、パソコンのほうがよいといえる。手書きのほうが味がある、温かみがある、などというのは、もう古い。なんといっても、パソコンは便利。一旦、定型の文章を打ち込んでおけば、あとは一部(会社名や日付)を変えるだけで、他にもいろいろと応用が効くからだ。
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